貧乏アンバサダーの日常

いらっしゃいませ。
艶子の部屋へようこそ。

貧乏なのでお茶すら出せませんが、
どうぞごゆっくりしていってください。

幸せって感じるときって

どんなときですか?

気分の浮き沈み

最近、気分の浮き沈みに苦しんでる艶子です。


抗うつ剤を飲むと余計に気持ちがダダ下がりになるので飲まないようにしてます。
精神安定剤と睡眠薬。
睡眠薬は1錠と言われてるが、だんだん飲む量が増えて5錠になっている。


とてもしんどい。
生きていくのって、とてもしんどい。


息子は可愛い。
でも発達障碍児は、軽度といわれても「症状が軽い」という問題でもなくて、同じことを何度も何度もいい続けないといけない。


自分自身も発達障害だから、ADHDがADHDを育てるのは困難なことである。


生きていくのしんどい。
毎日そればっかり考えてる。

落ち着きを取り戻し

気分が少し良くなった艶子です。


猛烈に気持ちが凹んで、自分の存在さえ恨むほどだったけど、徐々に気分が戻ってきました。


先日に書いた「息子を生むんじゃなかった」という言葉は撤回です。


息子に「産んでよかった。お母さんと一緒にいてくれて嬉しい」と息子に言うと、
訳が分からない様子だったけど「うん」と言ってた。


まさか、妊娠当初は堕胎を誰からも勧められ、中期中絶の予約まで病院にしていた。
中絶するならお金は出すと、彼が言ったからだ。
当時心を強く持てなくて、それしかないって、そうするしかないんだろうなって思いこんでいた。そんな話は子供にはできない。


生活保護の申請に役所へ行くも、担当した男性が凄く不機嫌で「相手の男性を訴えてから出直してこい」の一点張りだった。そっぽ向いてきちんと顔を見て会話をするわけでもなく、物凄く不機嫌で八つ当たり状態だった。


「明日の百円もないんです」と言えど、「まずは相手を訴えてからだ」と追い返された。
そんなこんなで、もう中期中絶しかないと思い込んだ。
自分がしてきたことの結果なのに、世界中の人を恨むほど絶望的だった。
妊娠も初めてだったのに、しかも堕胎?
中期中絶だから人工的に陣痛を起こし、出産するようになるの?


彼がお金を用意してくれるというので、もうそれしかない。
堕胎したら本気で自死しようと思った。


こちらの自治体では市長へ直接届くメールアドレスがある。
私はそこへ、生活支援課でどのような扱いを受けたか書いた。
そこで中絶するしかなくなったということも書いた。


ちゃんと市長が読んだのかどうかはわからなかったけど、すぐに役所の方が自宅まで訪問に来た。生活支援課で住所や氏名を書いたので、それを元に訪ねて来てくれたのだ。


まさか、役所が生活保護の申請さえさせてくれなかったばっかりに中絶するしかなくなったと言われたら、これは自治体の在り方として大問題になると思ったのだろう。
要するに世間体ではあったんだけど、そのお陰で生活保護を受けられるようになった。


当時住んでたマンションは生活保護者単身の場合家賃の上限は3万5千円と決まっているため引っ越しをしなければならなかった。費用は役所が負担してくれた。


そこから絶望的な気持ちが薄れ強くなった。


子供が産める。
艶子の生きる糧ができたのだ。


彼の態度は相変わらずだった。喧嘩になって暴力も受けた。物も壊された。
でも大事にお腹を守り抜いた。


子供が生まれ、しばらくすると彼は転職し引っ越しもして逃げた。
携帯に養育費の催促をしても返事はなし。


とても顔が広い人に、彼がどこにいるか調べることはできないか?とお願いすると数日で見つけてくれた。
そこから4か月ほどかな、艶子は内容証明を送るかどうか悩んだ。
逃げ得は絶対許さないと怒りが湧いて来て、職場へ内容証明を送った。


彼も内容証明で返事を出してきた。
公正証書を作成しないと、裁判所に認知の申し立てをする。と手紙に書くと渋々了承。


公証人役場で公正証書を作成し、出来上がると2人揃って役場へ行かないといけない。
同じ県内にいたけど市外へ引っ越していた彼は、会社を休み役場までやってきた。
終始落ち着かない様子で、証書に書かれてることを何度も質問したり、そわそわして本当に嫌だった。
公正証書の作成料金は1万4千円。これも折半だった。7千円ずつ出し合ってお互い署名をし無事証書が出来上がった。


そのとたん彼は役場を飛び出していった。
慌てて彼を追いかける艶子。するとすぐ役場から電話が鳴り「お渡しできてない物がありますのでもう一度帰って来てくれませんか?」と言われた。
戻ると忘れ物なんてなくて「養育費が滞ったときは証書を持って役場に来てください」と大事なことを教えてくれた。


彼の態度を見て、思うことがあったんだろうと思う。
そういったアドバイスを貰えたことにも感謝をし、深々と頭を下げてお礼を伝えた。


あれから何年かな、9年か8年か・・。
毎月ちゃんと養育費は入っている。


妊娠中は「本当に俺の子供か?」と何度も聞かれた。
「DNA鑑定をしてもいい。その代わり裁判所を通してじゃないと鑑定はしない。あなたが裁判所へ申し立ててくれ」と何度も言った。
当時自分で調べると裁判所を通したDNA鑑定は70万ほどかかる。
本当に申し立てをされても、申し立てた側が費用を払えと艶子は言い返す準備を内心してたので、鑑定は彼の判断に委ねた。


裁判所で本当に彼の子供だと証明された場合、今度は認知の申し立てをしてやろうとも内心思ってた。
相手が拒否しても、強制認知ができる。


でも彼は、結局それはしなかった。自分の子供だと証明されることが嫌だったのだろう。


今はそれ以来、彼との関係は良好だ。彼はまた転職し県外にいるが証書に記されてるように、きちんと引っ越した旨を伝える為、住民票も送付してきた。
良好と言っても、頻繁に会ったり、連絡を取り合うわけではない。


養育費以外に子供にかかる教育費などを足した合計金額を毎月彼にSMSを送るだけ。
「了解」と返事が来るだけで、喧嘩になることもないし、時には体調を気遣う内容のSMSが来ることもある。


彼の年収からすると本当はもっと養育費が貰えるのだが、子供が社会人になるまでは払いきってもらい責任を取ってほしかったので、少額ではあるがチリ積で息子の口座に貯まっていってる。
いつのタイミングになるかわからないけど、子供にその通帳を渡すときに「お父さんはちゃんとあなたのことを気にかけて毎月きちんと養育費を振り込んでくれてたよ」と美化した話にしてあげたい。


凹んでる場合じゃない。頑張らないと。貧乏だからこそ頑張らないと。